順天行道

【順天行道】・・・天に順い、示された道をいく

生きとし生けるすべてのいのちは、与えられし時の中でその一生を全うします。

またいのちはどんな環境で生まれてくるのか、その場所を選ぶことはできません。

どこでその生をはじめようと、それぞれの場所で育ち、時と共に変化の中で場所を変えてゆきます。

また場所が変わると共に、環境だけでなく状況も境遇も、刻々と変化していくでしょう。

その中であらゆるいのちはその状況に向き合いつつ、そこで最善のできることを行い対応する。

しかし人間だけが周囲を取り巻く状況に不平不満を漏らし、他責のうちに人生を終えてしまいます。

わたしたちは産まれてくる時、天と約束を交わしてこの世に生を受けます。

産まれてくるとその【約束】のことは全て忘れてしまいますが、天はその約束を果たすべく【道】を作って待っていてくれます。その【道】を見つけ歩むことを天は望んでいます。

その【道】が肉体を持った本人にとっては逆境だったとしても、その道の先に【天】と交わした約束の場所があるのです。ですから、目の前に起こった現実を真摯に受け止め進んでいくことが歓びとなります。

順天行道とは、「天に順い、示された道をゆく」という意味がありますが、これは”どの様な境遇も与えられたものとして対応し、その中で人生の規範・指針となるもの(示された道)を見出し、自らが進むべき道を見つけ【天】と共に歩む〟さまを表します。

洪門の規則は「順天行道」です。
そして、洪門の価値観は「和」です。
「順天行道」によって「天下太平」の世の中を創るのです。

さらに、私たち洪門は水の文化を継承しています。

水はその姿かたちを変えながらも、環境に適した状態で存在し、どんな鉱物でも砕き、どんな隙にも浸透していきます。

そして水は命の源です。

どんな場面にも、境遇にも、状況にも、環境にも対応する、そんな人々を私たちは求めています。一条(ひとすじ)の水の流れが、今日もあなたとわたしたちを繋げています。

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