テレビなどで放送されているフリーメーソンとはちがうのですか？
A)
いいえ、違います。私たち洪門（以下：ほんめん）の英訳が「チャイニーズフリーメーソン」のため欧米のフリーメイソンリーと混同されやすいですが、違う組織結社です。
A)
いいえ。発音の問題になります。両者に違いはありません。
Ａ）
洪門と天地会は同一のものです。その昔、時の政権清朝をあざむくために、対外的には「天地会」と呼び、内部では「洪門」と呼んでいました。時代の流れともに今では「洪門」の呼び名のほうが表に出ています。
Ａ）
そのようなことはしておりません。
入会の儀式は厳かに行われます。おそらくこれを何らかの宗教観などから無理に解釈しようとして、大きな勘違いをしたものと思います。
私たちの価値観からも悪魔を好むことはあり得ませんし、むしろ清浄さや神聖さを是としております。
Ａ）
まずはステイタスは高いと認識していただきたく存じます。貴殿自身にその資格があるとお思いでしたら、是非とも私たちをお訪ねになってみてください。
Ａ）
テレビや書物、YouTubeなどのSNSなどはそう言います。たしかに、私たちは世界規模の組織団体であることは間違いありません。支配とは認識していませんが、影響力のあることは否めません。
Ａ）
私たちはたしかに中国大陸発祥の組織ですが、権力側には立たず「民衆を主」とした結社です。民が基調のため、国境の意識はありません。
私たちは人種も国籍もさまざまです。
覇権か強権かはそれぞれの国家間解釈と考えております。だれがだれを支配する狭義ではなく、私たちは目的と信念のもとに広義で物事を判断します。
Ａ）
まずチャイニーズフリーメーソンについてですが、西部開拓時代のアメリカへ多くの中国人が労働力として輸出された時代がございました。
その方々を「苦力：クーリー」と呼びますが、その中に多くの洪門メンバーも居て、自分たちを守るために共済会を創り、米国のフリーメーソン（共済会）の名前を組み入れたのでございます。
また反日活動についてでございますが、進出した国家によっては過去の戦争の歴史を引きずり、そう思える活動をしている洪門団体が存在するかもしれません。しかし、それは内部から見ればごく一部でございます。
この洪門という結社は、権力側ではなく民衆の中から生まれております。「チャイニーズ」と銘打っているから、または中国系組織だからとして一律に反日組織だと言えるでしょうか。同一視はとても狭い世界観かと存じます。見えない部分で利害関係はあったといたしましても、宗家である正統洪門は、国境や国籍を超えたところに存在する民衆共同体のようなものでございます。
過去を振り返りますと、アジア諸国は欧米列強に長年支配されてきた負の歴史がございます。今の中国は成長し、強大なアジアの大国になりました。是非とも日本には戦後レジームから脱却をしていただき、現状を打破し、かつてのように再びアジアを牽引する国家になってほしいと切に願っております。
Ａ）
私たち洪門が提唱するのは順天行道や忠義精神を持っての経済発展（経世済民）、清廉社会であり、「全ての人々に安寧な世界を」と目指しております。人類が一致団結して平等である世界のことを「世界大同」（ワンワールド）と呼んでおり、富めるものが持たざるものを管理する「ニューワールドオーダー」とは全く違った考え方でございます。
Ａ）
本物か偽物かはご本人様の感じるままで構わないと思います。
「偽物です」とわざわざ言う人もいないでしょうし、「我々は本物です！」と言うのもおかしなことのように感じます。
洪門の名を騙っている者の中には、悪事を働く者たちのほかに、かつて洪門に在籍していたがさまざまな理由により脱落していった者もいます。
一般の人々には判断しづらいところでしょうが、私たちには真偽は一目瞭然です。
一つはっきりと申し上げられることは、私たちの核心的理念は、儒教、釋教（仏教）、道教の三教を組織構築に組み入れ、合一化し、「順天行道」を行動規範としていることです。悠久の歴史の中で生き続ける結社であり、人間の《根幹》を守っていることは間違いありません。
Ａ）
優秀な人材は特に求めておりません。私たちには過去数百年間培ってきた経験や技術、スキル等がございます。優秀であることはとても素晴らしいことかと存じますが、成功体験等が逆に蓋をしてしまい、頭打ちとなることも往々にしてございます。それよりも私たちは、有望な人財または希望のある人財を期待いたしております。
当質問に関する更なる詳しい回答といたしましては、弊会ホームページのダウンロード内 基本理念の論述法則 （またはこのページ）をご覧いただけましたら幸いでございます。
Ａ）
仰るとおり、確かに存在します。最近、「新洪門（ニューフリーメーソン）」と名乗るグループが目立つようになってきており、こちらに関するお問い合わせを多数いただいております。もう一つの「国際洪門日本総会」も含め、私たち洪門（天地会）ならびに洪門宗家とは一切関係はございません。
洪門を冠するには、必ず五大宗家の認可が必要です。つまり、宗家から出ていなければ、それは洪の一門ではないということなのです。
Ａ）
私たちの活動の一環としてロビー活動はいたしておりますが、中国寄りといった偏りはございません。あくまでも発祥が中国ということであり、世界各国の正統洪門のメンバーは、国境の線引きを超えた崇高な思いのもとに集まっております。
たとえば、中国と台湾の両岸問題などでも中立的立場を保ち、片寄った政治的な発言や関わり、ビジネス活動の推進はしないようにしております。
Ａ）
私たち洪門（天地会）のミッションは、伝統と理念を守り、洪学の教義を広めることです。人と人との繋がりを大切にし、忠心義気と共同和合を行動の礎石とし、世界の和平と幸福を願い、人類のために活動しております。
儒教、釋教（仏教）、道教の三教を組織構築に組み入れ、合一化し、「順天行道」を行動規範としています。進出した各国の政府を支持し、法令を遵守し、自らの会規範と規律を守り、組織の安定と発展を維持します。
私たちが目指す未来像は、天下太平な世界和合の境地であり、共通の精神は「忠心義気」です。一門の人々は儒家三綱五常に則り清く正しく生活し、その時代時代の英明な有力者を支持し支え、光明な社会構造の創造に努めております。
Ａ）
私どもには政治的に中立を保つ義務があります。ですので、特定の政治的な主張に肩入れするようなことはありません。
また政治的に中立を保って活動するからこそ、「世界規模の平和実現」という大きな目的に共鳴し、私どもに賛同する方々との出逢いがこれまで各国で生まれてきました。
これからもそうだと考えます。
Ａ）
我々洪門宗家は、「間違えているのであればそれを正すこと」に全ての真理があると考えています。
無論、正統洪門は黒社会やマフィアではありません。
私たちの創始当初からの主旨は、これから先の未来も変わらずに、順天行道、天下太平、および一門の人々が三綱五常、相互扶助、共済の精神を遵守することです。 洪門の名を騙って悪事を働く者たちは、洪門の名声や力の大きさ、伝承、正義などを巧みに利用し、自らの勝手な解釈で、歴史や伝統を江湖小説や不正確な書物から編纂し、身勝手な上書きをすることで正当性を生み出そうとしています。
Ａ）
組織の起源、目的、活動内容は異なりますが、良好な関係を保っております。
Ａ）
基本的な部分で兄弟（ブラザー）気質の関係ですが、役職による指示系統はあります。
「親しき中にも礼儀あり」を基に、会員がそれぞれの役務を果たすよう努めています。
Ａ）
残念ながら、皆無といってよいでしょう。
ほどんどの書物が伝説の伝聞や小説、憶測や想像などの空想から書かれたものです。
また自称・洪門人を名乗る者や専門の学者の書いたものであっても、間違いが多く、真相とは異なります。
その理由は、洪門が長らく秘密結社であったことから、重要な内容は文書には残さず「手勢」「手印」「足運び」「口伝聞」「詩句」などで伝承してきたからです。
また洪門内部に階位があり、それぞれの従事内容が異なるため、その担当の階位にならないと深い内容が見えてこないからです。
したがって、このように日本で出版されている書物についても、洪門の歴史や伝統を正しく伝えているとは言えません。
Ａ）
近頃何故かこのようなご質問を承ることが増えております。
私たち洪門宗家（天地会）はこのような活動はいたしません。
他の国でも問題になりましたが、正統洪門である私たちは「洪門」の名称を商品化にしたり、洪幣（ビットコインのような仮想通貨）を出したり、そのような思考はまず起こり得ません。
繰り返し申し上げますが、私たち洪門宗家は本会の看板を用いたビジネス等は一切行わず、それに伴った勧誘や紹介、ビジネスセミナーなども一切行いません。
さらに仮想通貨等も一切関係がございません。
そして外部向けのセミナーは考えたことがありません。開催する必要性がないと思っております。
何故ならば、「洪門」の名は己れの誉れであり、自信であり、人生の最大公約数のようなとてつもなく大きな揺るぎのない存在なのでございます。
それに対して、名札を首にぶら下げるかのごとく「洪門」をあちらこちらに見せびらかす軽率な行為は、洪門を名乗ることで箔をつけようとする門外漢の考えかと見ております。
Ａ）
洪門は国境を持たない巨大な組織であり、総理や大臣などの役職も存在します。
内部では総理を「洪棍」(ほんこん)と呼びます。
ネット情報をみると、「紅棍」「龍頭」などの名があるようですが、それらは非正統団体によって味付けされたものであり、正統伝承の洪門は三職（三花／さんか）と会員だけです。
Ａ）
SNSや論者の中には、中国春秋戦国時代の墨家集団との関係性を求める声もあるようですが、これは全くの間違いです。
墨家はあくまでも【幇】の精神の一つの表れであって、「関羽」を祀るのもこの精神の一つとし、正統洪門すなわち天地会にはこの伝承はありません。
「忠義堂」は五祖を祀る祭壇のことでして、ここからなにか別の作用があることはありません。
つまり見受けられる「関羽」や「鄭成功」を祭壇へ祀る洪門と称する会派は、全て非正統団体であり、正しくはありません。
Ａ）
出演していません。
動画は存じ上げております。仮面を付けた回などは苦々しい思いで拝見しました。
中には正しい情報も巧妙に組み合わさっており、このような間違った情報ばかりが世の中に出回ることを考えますと、私たちは重い腰を上げざるを得ないときがくるのかもしれません。
A）
よく世の中に出回っている説として「漢」（かん）の字から「中と土」を取り、「取り戻す」という意味を持たせて「洪」とするものがありますが、これはただの江湖小説からの拾い物です。
実際はもっと意味が深く、天下第一大幇会と呼ばれている洪門（ほんめん）は、「洪」の字の中に「水の文化」をひそめております。
《水はどんな所へも流れ入る》
《水はどんな固い岩石をも打ち砕く》
《水はどんな物をも吸収する》
《水は創造と破壊する力を宿る》
《清濁併せ呑む》
すなわち、「洪」という名称にその活動範囲の広さと深さを象徴し、見事に反映させています。
これを「五湖四海」（ごこしかい）「海納百川」（かいのうひゃくせん）と表現します。
形を成すことなく、どんな空間にも同化でき、まるで「無所不在」（むしょふざい）であり、天と地が産まれる混沌だった世界の最初の始まりの様子の如く。
洪門（ほんめん）と名乗り出たのは近代ですが、その精神の源は、はるか遠い昔より様々な形に変容し人類と共に生き続けています。