洪門天地會略史


当会は、洪⾨天地會⻘蓮堂⽇本總會と称します。

英訳はJapan Lotus Chinese Freemasons(略JLCF)であります。

台湾(中華⺠国)の國際洪⾨天地會⻘蓮總堂台灣總會(LOTUS INTERNATIONAL CHINESE FREEMASONS SUPREME LODGE)から正統継承された⽇本国総会となります。⽇本総会が旧漢字体を⽤いるのは、正統宗家の系統を⽰すためであります。

(正統の会簿抄本)

洪⾨

中国の清朝時代(17世紀)に発祥した⺠衆による秘密結社でしたが、のちに華⼈や華僑を中⼼とした組織に変わります。近年では、世界各国の有志も数多く⼊会し、多国籍化・多⺠族化してきています。 

洪⾨(HONGMEN)とは、天地会であり天地会とは洪⾨です。この組織は五つの⼤系統(洪⾨五房)があり、⻑房(⻑兄のような)には当会の⻘蓮堂(せいれんどう)をトップに据え、⼆房洪順堂、三房家后堂、四房參太堂、五房宏化堂とし、その発祥地は中国福建省漳浦にある九蓮⼭の麓です。幇会(秘密結社)は中国⼤陸全⼟に広がり、やがて世界へと伝播していきました。 

清の時代も晩期になると、洪⾨五房の各系統は江南地⽅を中⼼に中国全体に広まり、その後会員らが国外へ⾶び出し東南アジア⼀帯へ。そしてヨーロッパへ。さらにアメリカ⼤陸まで進出し「華僑・華⼈がいる所に洪⾨あり」と⾔われるほど組織は発展していきます。

この東南アジア⼀帯へと⾔うのは、中国⼈の”下南洋”(東南アジアへ下る)は、すでに今から⼆千年前から始まっており、洪⾨(HONGMEN)が現れる時代にはすでに各地域で⼟着していました。その背景もあるためか⼀般⺠衆と洪⾨組織との融合が加速され、20世紀初頭の会員数は世界各地を合わせると600万⼈を越えました。今では会員数五千万⼈以上に勢⼒が拡⼤され、組織の国際化がさらに進化しています。洪⾨は秘密結社の発祥ですが、時代と共に少しずつ表⾯化しています。⽇本国においてもアジアフリーメイスンの名として、にわかに囁かれ始めています。

願いや想い、期待や希望、願望ばかりではなくつぎのステップ…【⾏動】へ

時代は移り変わり、洪⾨(HONGMEN/ほんめん)が掲げた《反清復明》という精神(⺠衆による異⺠族⽀配の脱却)は実は廃れておらず、ある意味別の形で現代でも⽣き続けていると⾔えます。それは、平等・公義・⾃由を⽬指し、強欲私欲・ 強権⽀配や腐敗を無くし正義を貫くことに変わりなく、さらに⺠衆が共創・共栄・ 共享し、相互扶助することによりいつの時代も必要とされていたと考えます。 私たちの精神は、博愛精神を⽣み出し、経済発展と清廉社会を両⽴させ、⺠衆の⼀致団結、そして⼈類平等な真の世界⼤同に寄与するものであります。

《順天行道》

(天に順い、示された道を行く)、300年以上不変のこの基本精神は、これからも変 わりなくいつの時代も必要とされるでしょう。アジアに君臨する洪門(HONG MEN)というフリーメイスンは、大義のために存在し続けます。 

◎詳しく説明したサイトがあります。「洪門(HONG MEN) ~天地会・ドラゴンのサンクチュアリ~ 」をご覧ください。

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