共創

【共創】・・・新しい価値を作る

新しいという言葉の響きには、どちらかというと良いイメージを抱くのが現代です。しかし、必ずしも新しいものが良いとは限りません。

温故知新という言葉には、“古きをたずねて新しきを知る“と意味があります。現代は古きをたずねることを怠り、新しいものにあふれた社会環境で古きの価値がわからなくなり、新しきものが古きの積み重ねの上に生まれてくる、“ことの起こり“の本質を忘れつつあります。

無論、逆に古きものがすべて良いものであるわけではありません。まずは自分自身が生きる今を、過去から学び、現在を知り、そして未来を読みます。その中で、これから人類が進化していく過程において、何が必要で何に着手すべきで、何を大切にすべきなのか。逆に人類にとって何が不要で、何が邪魔で、何を削ぎ落すべきかを考えます。

それら相対的なものの間にヒントはありますが、洗練された精神性が基となる平和な社会の生活においてどの様な価値が人類の発展、進化、幸せに寄与するのか、など、突き詰めていくと、新しい価値というのは人類の存在意義に本質的に寄与するべきものであるでしょう。

もし人々が望みあるいは渇望している道筋、価値観の世界が、まだこの世に存在していないと判明したとき、わたしたちは人類にとって必要とする対象が世の中にないのであれば、それらを互いに協力し創り出しながら未来へ前進します。

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